目的に合ったアルカリ洗浄液を選ぶとよいでしょう

アルカリ洗浄液は油脂の主成分である脂肪酸を石鹸に変え、石鹸が洗浄液と共に他の汚れも落とす設計になっています。さらにタンパク質を構成するアミノ酸の結合を弱めるため、多少の力を加えただけで容易に落とせるようになります。一般的なアルカリ洗浄液はアルミニウムを腐食させるため、アルミ製品の洗浄を行う場合には濃度に注意しなければなりません。アルカリ性が強くなるほど油やタンパク質を落とす力も増しますが、人体や環境への影響も大きくなります。

自然由来の成分で作られている重曹は、水に溶かすと弱アルカリ性の洗浄液になりキッチンやリビングなどの清掃に使えます。自然由来なので人体や環境への影響はほとんどなく安心して使えますが、弱アルカリ性なので洗浄力はそれほど強くありません。ただし一般家庭で清掃に使用する程度であれば重曹水でも十分な洗浄力があります。工場や飲食店など非常に頑固な油汚れやタンパク質汚れが発生する場所では、業務用のアルカリ洗浄液として水酸化ナトリウムや水酸化カリウムが使われています。

これらの原体や配合率が5%を超える洗浄液は劇物に指定されており、規定に従って慎重に扱わなければなりません。極めて強いアルカリ洗浄液は効果的に汚れを除去できますが、人体や環境への影響も大きくなります。誤って皮膚に付着したり目に入ったりすると、皮膚が壊死したり失明することがあるので注意しなければなりません。目的に合った強さのアルカリ洗浄液を選び正しく扱えば、油汚れやタンパク質汚れを素早く安全に落とすことができます。

Leave a comment

Your email address will not be published.


*